花まつり
日にち:5月 9, 2022しずわでら幼稚園は仏教園です。4月には仏教の大きな行事がありました。
その行事は❝花まつり❞(灌仏会:かんぶつえ)です。
花まつりとは、お釈迦さまの誕生を祝う仏教行事です。
花まつりの歴史はとっても古く、奈良時代に書かれた日本の歴史「日本書紀」に606年4月に催されたのが一番古いとされています。幼稚園では子どもたち全員、花御堂(はなみどう)の中にいる誕生仏に竹の杓(しゃく)で甘茶をかけてお祝いをしました。
Q1 花御堂とは
A1 お釈迦さまが生まれた場所であるルンビニの花園を表した小さなお堂です。
Q2 誕生仏とは
A2 お釈迦さまをかたどった仏像で右手は天を指し、左手は地上を指しています。生まれた直後7歩あるき「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)と唱えた姿を表しているそうです。
※天上天下唯我独尊⇒この世に自分より尊いものはない。人間一人ひとりが一つしかない命をいただいている尊い存在であるという意味。
Q3 甘茶はなんであげるの
A3 お釈迦さまが生まれた時に9匹の竜が現れ天から甘露の雨を降らせ、お釈迦さまは甘露の雨を産湯にした。という言い伝えがあり、甘露の雨の代わりに甘茶を使ってお釈迦さまの誕生を再現し、子どもたちと毎年お祝いしています。
自分たちの座る椅子は自分たちで運びました。みんな力持ちでしたね!!年長組さんは小さいクラスの椅子運びも手伝ってくれました。 さすがです!! ありがとう♡
法話では、お釈迦さまのお言葉の一つ【因果応報】の話を聞きました。『良い行いをすると良いことが起き、悪い行いをすると悪いこと、悲しいことが起こる』
では、どういう行動をとればいいかな?と、みんなで考えてみました。
お部屋へ戻る途中で、トイレのスリッパを片付けてくれるお友達。
外遊びの時、泣いているお友達や転んでしまったお友達を助けてあげて連れてきてくれるお友達。
なんだかとっても心がホッカホカになりました。
思いやりの心の芽が育ってきているかなー。